〔ひと＆こと〕西武ＨＤ再上場を前に暗躍する元創業家一族
エコノミスト　第９０巻　第２８号　通巻４２３６号　2012.7.3

　今年度中、早ければ今秋とも取り沙汰されている西武ホールディングスの再上場。市場関係者の間では「幹事証券会社として、メーンバンクグループ証券などの国内大手と欧米大手外資系証券勢の名前が浮上している」という。　そんな中、“暗躍”ぶりが囁かれているのが、元創業家の堤一族だ。再上場となれば、発行株の29・93％を握る筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスが保有株売却に動く可能性が高い。それを買い占めること…