〔グローバルマネー〕ＦＲＢは誰のための中央銀行か
エコノミスト　第８９巻　第４号　通巻４１５３号　2011.1.25

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８９巻　第４号　通巻４１５３号（2011.1.25）
ページ数	1ページ　（全1140字）
形式	PDFファイル形式　（628kb）
雑誌掲載位置	１７頁目

グローバルマネーＦＲＢは誰のための中央銀行か２０１１年は米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）にとって、かつてない正念場の年となる。以下の３要素を組み合わせて説明しよう。　まず、中央銀行と言いながら、ＦＲＢという組織の生い立ちが特異なこと。政府機関のように見えるが、実は民間の株式会社で、大株主は欧州の金融資本が中心である。　次に、米国では建国以来、中央銀行の設立を巡って、金融資本と政府との間に多くの抗争が…