〔書評〕話題の本−−他
エコノミスト　第８８巻　第６７号　通巻４１４４号　2010.11.23

書評話題の本世界国債暴落高田　創ほか著東洋経済新報社１８９０円　日本の国債残高がＧＤＰの８０％だった１０年前の国債暴落論は狼少年になった。ＧＤＰの１６０％以上に膨れた現在もＰＩＩＧＳ問題など世界経済の危機が続くなか、日本国債再評価の動きも出ている。だが、長期的には、（１）財政規律順守宣言、（２）中長期計画の策定、（３）市場・政府・日銀三位一体の国債管理政策確立−−が必要と説く。簡単には暴落しないが…