〔特集〕これだけ深刻な「雇用と賃金」
エコノミスト　第８７巻　第６７号　通巻４０７４号　2009.12.8

特集　雇用危機の足音統計データで分析するこれだけ深刻な「雇用と賃金」過去最高を更新した失業率。下落を続ける賃金。統計データでその厳しさを読み解く。ながはま　としひろ永濱　利廣（第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト）雇用社内失業を含めた「実質失業率」は８・１％９月の完全失業率は５・３％と７月の５・７％から２カ月連続で低下したが、依然、高水準にある。悪化の速度をみても、前回のピークである２００…