〔特集〕中東産油国が抱える「高騰の火種」
エコノミスト　第８７巻　第６７号　通巻４０７４号　2009.12.8

特集　原油　乱高下の読み方イラン、サウジ、イラク中東産油国が抱える「高騰の火種」原油市場を反応させる３つの地政学的リスクを探った。はたなか　よしき畑中　美樹（国際開発センターエネルギー・環境室研究顧問）　これから半年余りで、世界の石油市況を揺るがす要因として考えられる地政学的リスクは、（１）イランの核開発交渉、（２）サウジアラビア情勢、（３）総選挙直前のイラク−−の３つである。　最大のリスクは、イ…