〔政流観測〕
エコノミスト　第８６巻　第４号　通巻３９４０号　2008.1.22

中村啓三の政流観測福田「仮」内閣が臨む２００８年通常国会　株式市場の大波乱をよそに、政界は穏やかな新年を迎えた。　臨時国会は年をまたぎ、年末年始の休みが過ぎれば、すぐに会期末だから、本来なら国会関係者の目が血走っていてもおかしくない。だが、１２月１５日に会期を再延長したときから、緩んだ雰囲気のまま年を越した。　新テロ対策特別特措法案は、参院で「審議中」に、与党が衆院で３分の２の多数で再議決して成立…