〔８月見送り」の後遺症　景気が過熱する前に「金利正常化」が必〜
エコノミスト　第８５巻　第４７号　通巻３９１５号　2007.9.11

景気「８月見送り」の後遺症景気が過熱する前に「金利正常化」が必要だ世界の金融市場混乱を受けて、日銀は８月の利上げを見送った。だが、超低金利の維持はリスクが大きい。あいだ　たくじ会田　卓司（バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト）現行の景気拡大が持続的なのは、企業の雇用不足感が徐々に強くなり、雇用環境が改善しているからである。　企業の雇用環境観を示す日銀短観の雇用人員判断ＤＩ（全規模・全産業…