〔特集〕「米国頼み」の世界黄金期に限界
エコノミスト　第８５巻　第４3号　通巻３９１１号　2007.8.21

特集　世界バブル終焉個人消費主導の景気拡大「米国頼み」の世界黄金期に限界世界経済の長期拡大は米国の大量消費に牽引されてきた。だが、２００８年にはその図式が崩れてくる。みずの　かずお水野　和夫（三菱ＵＦＪ証券チーフエコノミスト）　先進国の経済成長を牽引するのは、資産価格の上昇を背景とする個人消費である。一方、近代化を急速に進めるＢＲＩＣｓ（ブラジル、ロシア、インド、中国）を中心とする発展途上国の経済…