〔景気観測〕
エコノミスト　第８５巻　第２８号　通巻３８９６号　2007.5.29

景気観測経済指標の弱さが景気の後退局面入りを示しているしかの　たつし鹿野　達史（三菱ＵＦＪ証券景気循環研究所シニアエコノミスト）　生産活動を中心に景気の弱含みが、経済指標で確認されている。　鉱工業生産は１月に前月比で大幅に落ち込んだあと、２月は水準を若干戻したものの、３月は再び減産となった。四半期でみると、１〜３月期は前期比で１％以上落ち込み、６四半期ぶりの減産となっている。　また、機械受注は２、…