〔特集〕地方債は大丈夫か　「暗黙の政府保証」の終わり
エコノミスト　第８５巻　第１１号　通巻３８７９号　2007.2.27

特集　自治体破綻資金調達地方債は大丈夫か　「暗黙の政府保証」の終わり自治体独自の資金調達も、実態は国頼みだった。だが、今後は国の関与が薄れ、市場原理にさらされる。　地方自治体が税収や地方交付税などの歳入で、歳出を賄えない場合、主に地方債を発行して足りない資金を調達する。従来、地方債は国の財政融資資金や銀行などの金融機関が、国の監督下で決めた条件で引き受けることが多く、市場原理はほとんど働かなかった…