〔政流観測〕
エコノミスト　第８４巻　第４４号　通巻３８４４号　2006.8.29

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８４巻　第４４号　通巻３８４４号（2006.8.29）
ページ数	2ページ　（全2721字）
形式	PDFファイル形式　（48kb）
雑誌掲載位置	６８〜６９頁目

中村啓三の政流観測小泉首相と安倍官房長官の姑息な「靖国参拝」　政治の世界は非情だ。　表舞台を去っていった人たちの記憶が日々うとくなるだけでない。最高権力者でも退陣が近づくと、人々の関心は、時の権力者より「次の人」の言動へと移ってゆく。　小泉純一郎首相はおそらく、戦前戦後を通じて、最高の権力を行使した首相だろう。在任期間は桂太郎、伊藤博文、佐藤栄作、吉田茂に上位を譲るが、求心力、指導力では小泉首相の…