〔特集〕格差問題　候補によって問題認識に温度差
エコノミスト　第８４巻　第２１号　通巻３８２１号　2006.4.18

動き出した　ポスト小泉格差問題候補によって問題認識に温度差　若年期の所得格差は生涯におよぶ可能性をはらんでいることを、自民党の次期総裁有力候補たちはどう見るか。おおた　そういち太田　聰一（慶応義塾大学教授）　小泉純一郎政権下で所得格差が拡大したという議論が、かなりの勢いを得ている。小泉首相が「構造改革路線」を断行して規制改革を実行した結果、それにうまく乗った「勝ち組」と、はじきだされた「負け組」が…