〔欧米に広がる「原子力ルネサンス」〕
エコノミスト　第８４巻　第１８号　通巻３８１８号　2006.4.4

原発現実志向へのエネルギー政策転換欧米に広がる「原子力ルネサンス」　原子力発電をめぐる事故などを機に、「脱原子力」が世界的に進んだ。しかし、ここにきて欧米各国で原発を再評価する動きが出ているのは、なぜか。ふなびき　じゅん船曳　淳（三菱総合研究所安全政策研究本部主任研究員）世界的に原子力発電を再評価する動きが顕著だ。原発の新設が約３０年間も途絶えていた米国や、脱原子力政策を掲げてきた欧州で、「原子力…