〔政流観測〕参院選前の政局は年金未納問題で吹っ飛んだ
エコノミスト　第８２巻　第２９号　通巻３６８８号　2004.5.25

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８２巻　第２９号　通巻３６８８号（2004.5.25）
ページ数	2ページ　（全2766字）
形式	PDFファイル形式　（48kb）
雑誌掲載位置	７４〜７５頁目

中村啓三の政流観測参院選前の政局は年金未納問題で吹っ飛んだ　年金改革法案が今年３月、国会に提出されたとき、審議が政局に破壊的な影響を与えると一体誰が予想しただろうか。　確かに福祉政策は予算規模からいっても、今や国の最重要政策になったといって過言でない。国が福祉に本格的に関わったのは、「福祉の父」といわれる１９世紀のドイツの宰相・ビスマルクが、プロシャで各種保険制度を発足させたときが最初だから、人類…