〔本〕京都からの手紙−−他
エコノミスト 第82巻 第15号 通巻3674号 2004.3.9
掲載誌 | エコノミスト 第82巻 第15号 通巻3674号(2004.3.9) |
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ページ数 | 1ページ (全1549字) |
形式 | PDFファイル形式 (68kb) |
雑誌掲載位置 | 60頁目 |
本京都からの手紙のだ まさあき野田 正彰(京都女子大学教授・精神医学)雪の車窓から 千歳空港に着いたとき、すでに夜になっていた。 輝きを失った雪原が甘く熟れて見えたのはつかの間、空港を出て札幌行きの列車に乗るとすぐ、外灯がまばたく夜の町を走っていた。 北国の暖房はあいかわらず温度を上げて暑い。車窓を覆った水蒸気の粒子の膜で、雪道を照らす外灯がぼんやりと光輪を作って点在している。 赤、オレンジ、緑、…
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