〔敢闘言〕
エコノミスト 第８２巻 第１５号 通巻３６７４号 2004.3.9
| 掲載誌 | エコノミスト 第８２巻 第１５号 通巻３６７４号（2004.3.9） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全568字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （46kb） |
| 雑誌掲載位置 | ３頁目 |
敢闘言日垣 隆 脱北者という言葉を聞かない日はない。そこに付与されるのは、たいてい決死行である。だが、私たちは知っている。その場で銃殺された者などいないことを。 思い起こしてみてほしい。例えばかつて、ベルリンの壁を越えて西側に脱出しようとした者は、例外なく即座に射殺されたのである。 ２４時間もかけて平壌から北京を結ぶ国際列車に乗る機会があった。北朝鮮側から見える中国は、電気が煌々と灯る近代都市であ…
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