〔特集〕身を削りながら「言葉」を紡ぐ−−他
エコノミスト　第８２巻　第２号　通巻３６６１号　2004.1.6

体倒れる身を削りながら「言葉」を紡ぐやりたいことをするのに、はたして体は耐えられるか。蝕まれていることが分かりながら、突っ走ってしまう。よこやま　ひでお横山　秀夫（作家）面白くも、可笑しくもない毎日だ。仕事場であるマンションの一室に「籠城」して３年近くになる。書く、食べる、寝る−−の日々をただ繰り返している。作家の仕事は受注生産だから、出版社から原稿の依頼が来なければ収入を得られない。勢い、来た仕…