〔本〕通説を疑え〓〓他
エコノミスト　第８０巻　第３５号　通巻３５７５号　2002.8.20

本榊原英資の通説を疑え古典に探る経済の原点　『あらためて経済の原点を考える』（かんき出版、２００１年１２月、１６００円）は、『イカロスの墜落のある風景』『鎖国の窓』等、その時々のポストで極めて興味深い著作をものしてきた才人官僚、舩橋晴雄の最新作である。　経済を常に歴史・風土・地理等の縦軸と横軸を組みあわせながら分析する舩橋の視点は、俗物エコノミストたちにはない示唆を常に与えてくれる。　今回は、古典…