〔特集〕銀行危機へと連なる「負の連鎖」が〜他
エコノミスト　第８０巻　第２号　通巻３５４２号　2002.1.15

２００２年ゼネコン最終戦銀行危機へと連なる「負の連鎖」が始まった　２００１年１２月、青木建設の破綻で、問題ゼネコンの最終処理という引き金が引かれた。これはどういう意味を持つのか。　金融庁特別検査で、問題企業があぶり出され、不良債権処理が加速する−−。このシナリオを前提に、小泉純一郎首相は「構造改革が順調に進んでいる表れ」と青木破綻を積極評価した。しかし、残念ながら、市場の見方は全く逆だった。青木破…