〔本〕榊原英資の通説を疑え−−他
エコノミスト　第７９巻　第４９号　通巻３５３４号　2001.11.20

本榊原英資の通説を疑え「情報戦の戦場」で大きく後れる日本　軽部謙介『ドキュメント　機密公電』（岩波書店、１８００円）は、著者が入手した１９９１年〜９４年の日米経済交渉に関する米政府の機密文書をもとに執筆されたものだ。　１９９４年２月１１日は、評者にとっても忘れられない日だ。細川・クリントン会談で日米包括協議が決裂したのだ。日米首脳がワシントンで最終協議し、このような形で会談が決裂したのは、これまで…