〔政流観測〕総裁選は各派閥の思惑を超えて動きだした〜
エコノミスト　第７９巻　第１８号　通巻３５０３号　2001.4.24

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第７９巻　第１８号　通巻３５０３号（2001.4.24）
ページ数	2ページ　（全2631字）
形式	PDFファイル形式　（41kb）
雑誌掲載位置	４４〜４５頁目

中村啓三の政流観測総裁選は各派閥の思惑を超えて動きだした結果はどうあれ自民分裂の危機に分析を誤った野中氏グループ　敵の分析は周到にできても、味方の分析になると、どうしても甘くなるのが戦いの常だ。　昨年一一月の「加藤政局」もそうだった。加藤紘一元幹事長は、森喜朗首相に対する反発は党内外に満ち溢れていて、次期首相の呼び声が高い自分が反旗を翻せば、政権が転がり込んでくると期待していた。　その前提には、加…