〔特集〕約束したなら、政府が主導権をとって不良債権〜
エコノミスト　第７９巻　第１５号　通巻３５００号　2001.4.3

構造改革の本質ポール・シェアードＰａｕｌ　Ｓｈｅａｒｄ（リーマン・ブラザーズ証券アジアチーフエコノミスト）約束したなら、政府が主導権をとって不良債権最終処理をせよ日本では金融ビッグバンが、ほぼ完成したとの見方が広がっている。しかし、ペイオフが実施されず、公的金融システムが維持され、政府による信用保証が拡大されている限り、金融での市場原理は働かない。本当のビッグバンはこれからだ。　日本経済の構造改革…