〔月曜の手紙〕犯罪の社会学
エコノミスト　第７８巻　第４７号　通巻３４７７号　2000.11.7

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掲載誌	エコノミスト　第７８巻　第４７号　通巻３４７７号（2000.11.7）
ページ数	1ページ　（全627字）
形式	PDFファイル形式　（50kb）
雑誌掲載位置	３〜３頁目

月曜の手紙犯罪の社会学内山　節　社会学者のデュルケムが『社会学的方法の規準』（一八九五年）のなかで、＜犯罪は社会の正常な現象として生まれる＞と述べたことは、フランス社会学の第一人者の発言だけに、当時の人々の多くの批判と困惑を生みだした。デュルケムの意見は次のようなものであった。＜個人は、誰でもいくらかは、その社会の集合的類型からのズレを示すものである。そのズレが、集合的感情を侵害するとき、人々はそ…