歴史の交差点 （４７１） 白魔術と黒魔術−− 象徴的暴力としての自爆テロリズム
週刊ダイヤモンド 2003.10.11号 2003.10.11
| 掲載誌 | 週刊ダイヤモンド 2003.10.11号（2003.10.11） |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ （全2900字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （36kb） |
| 雑誌掲載位置 | 124〜125頁目 |
歴史の交差点 （４７１） 白魔術と黒魔術−− 象徴的暴力としての自爆テロリズム山内昌之●東京大学大学院総合文化研究科教授 九月一一日が巡ってくると、私の脳裡には決まって印象深い一光景が浮かんでくる。それは、世界貿易センタービルの崩落に接したパレスチナの市民たちが、日頃の鬱憤（うっぷん）を晴らすかのように歓呼するシーンであった。いかにも善良そうなパレスチナ人の男女が、超大国の自壊の幻像をリアルに目撃…
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