経営者の精神史　隔週連載　（１８）　ライオン歯磨の独創的な広告文化戦略
週刊ダイヤモンド　2003.4.5号　2003.4.5

この記事の情報
掲載誌	週刊ダイヤモンド　2003.4.5号（2003.4.5）
ページ数	2ページ　（全3427字）
形式	PDFファイル形式　（40kb）
雑誌掲載位置	196〜197頁目

経営者の精神史　隔週連載　（１８）　ライオン歯磨の独創的な広告文化戦略山口昌男●札幌大学学長　文化人類学者初代、二代　小林富次郎　「ライオン」という言葉の響きは、映画の記憶と懐かしく結び付く。　昭和一一（一九三六）年頃、私は北海道の道東で暮らしていたが、周囲の子どもたちは、自分の家に映写機を持っている前田雑貨店の年上の少年、鴻チャンがうらやましくて仕方がなかった。　鴻チャンは、裕福な親に買ってもら…