吉越浩一郎　経営悩み相談室　１４〜　「世紀の決断」で悩むのは　日々の判断を怠ったツケだ
日経トップリーダー　第326号　2011.11.1

Ｑある事業からの撤退を決めました。ところが、社員の多くが反対します。自分の判断は正しいと思う一方で、社員を無視するわけにもいかず、迷いも生じています。どうすべきでしょうか。（４８歳、卸売業）Ａ　今さら当たり前のことを言うようですが、企業は、同じ事業内容でも経営者の判断１つで取り返しのつかない差が生じてしまうものです。トップは「自分の判断に会社のすべてがかかっている」という覚悟で揺ぎない決断を下して…