判例に学ぶ医療・介護トラブル回避術〜長時間労働の医師が自殺　過重労働でうつ病発症と認定
日経ヘルスケア　第407号　2023.9.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第407号（2023.9.1）
ページ数	3ページ　（全4281字）
形式	PDFファイル形式　（1217kb）
雑誌掲載位置	72〜74ページ目

長時間労働の医師が、うつ病を発症して自殺しました。遺族は勤務先の病院を開設する市を相手取って労働審判を申し立て、その後、訴訟に移行。裁判所は業務内容とうつ病発症に因果関係があることや、病院の安全配慮義務違反を認めました。事件の概要　Ａ医師は、２０１３年４月から初期研修医としてＢ病院に勤め、２０１５年４月から後期研修医としてＢ病院の消化器外科で勤務していた。　Ｂ病院では当時、タイムカードによる労働時…