特集　伝統木造の継承に挑む〜育成の流儀
日経アーキテクチュア　第926号　2010.5.24

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第926号（2010.5.24）
ページ数	2ページ　（全2909字）
形式	PDFファイル形式　（491kb）
雑誌掲載位置	54〜55ページ目

伝統木造の継承で最大の課題となるのが「後継者の育成」だ。２０１０年２月には伝統木造を未来につなげるための第一回目のシンポジウム「日本の伝統建築文化は何処に行くのか」が開かれた。全国から名だたる大工棟梁や研究者が集まって意見交換したが、とりわけ説得力があり、切実に危機感を訴えていたのが木下孝一棟梁だった。　「耐久性や耐震性の高い伝統木造をつくるために、これまでずっと足固め工法で補強した石場建てを続け…