ＣＬＯＳＥ　ＵＰ　建築　上石津町立牧田保育園〜流通しない里山の木を活用する新工法
日経アーキテクチュア　第743号　2003.4.28

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第743号（2003.4.28）
ページ数	5ページ　（全3562字）
形式	PDFファイル形式　（522kb）
雑誌掲載位置	8〜12ページ目

上石津町は、山の木で炭や建物をつくるなど、人間の生活と結び付いた里山を再生する総合計画を掲げている。牧田保育園は、そのモデル事業だ。市場に流通する製材を使わず、地元の木を伐採して建材にした。　流通材を使わないで公共事業を進めようとする際にネックになるのが、役所の単年度予算だ。公共事業の多くは、補助金が確定しないと進められないうえ、発注した事業は年度内に完成させるのが常識になっている。　一方、木は伐…