情報交差点／ブックス＆マガジンズ〜場数を踏んだ研究者の視点
日経アーキテクチュア　第729号　2002.10.14

長谷見　雄二　著　「事件に遭いやすい人」と「災害がよけて通る人」の二者択一を迫られたら，自らの経験や人生観のために前者を選ぶという早稲田大学の長谷見雄二教授が，特定非営利活動法人・災害情報センター発行の「月刊災害情報」などに記したコラムを一冊にまとめた。関東大震災から，新宿・歌舞伎町ビル火災や９．１１同時多発テロなど最新の話題も取り上げる。　災害を収録した書籍というと，災害の経緯や被害状況を記録し…