改革の軌跡　あのプロジェクトの舞台裏　富士フイルム〜システムで海外の需要を把握　若手の熱意が、渋る販社巻き込む
日経情報ストラテジー　第184号　2007.8.1

この記事の情報
掲載誌	日経情報ストラテジー　第184号（2007.8.1）
ページ数	6ページ　（全5611字）
形式	PDFファイル形式　（536kb）
雑誌掲載位置	54〜59ページ目

富士フイルムは、経営のスピードを上げるため海外販社と本社を結ぶシステムを開発した。在庫・販売・生産情報を互いに共有し在庫削減やマーケティングに生かす狙いだ。従来は、昨日までの販売状況は個別に問い合わせなければ得られなかった。稼働後はデジタルカメラの製品在庫が３分の２に減るなど効果が出ている。（文中敬称略）プロジェクトの概要２００４年当時、富士フイルムにおいて昨日までの販売や現地在庫のデータを日次で…