一刀論断 コラム〜債権よりも「債務」処理 割って死なせて再生を 後藤 孝典[弁護士]
日経ビジネス 第1218号 2003.11.24
掲載誌 | 日経ビジネス 第1218号(2003.11.24) |
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ページ数 | 1ページ (全1623字) |
形式 | PDFファイル形式 (41kb) |
雑誌掲載位置 | 158ページ目 |
開店休業状態と言われている産業再生機構は、今のままでは産業を再生するという本来の目的を果たすことはまず不可能だろう。なぜなら、買い取った企業をわずか3年で再生させる具体的な手法がないし、何より再生機構が救っているのは、再生すべき企業ではなく不良債権処理に追われる金融機関になっているからだ。企業と金融機関が連名で案件を持ち込む決まりになっているため、金融機関の都合に左右される面が大きい。 そもそも…
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